インフルエンザはいつごろ注意するべきなのでしょうか。外の気温が下がってきた時にニュースで取り上げられたら予防を始めようかな…と思っていませんか?実はインフルエンザは冬だけではなかったのです!

寒空の下インフルエンザにかかった男性

インフルエンザウイルスとノロウイルス中国での新細菌

インフルエンザウイルスもノロウイルスも、冬に流行感染するウイルスである事や感染経路が飛沫感染や空気感染、接触感染である事もあり良く混同されますが、感染部位や特有の症状、ウイルスの大きさ、治療法などが大きく異なります。インフルエンザは、1日~3日の潜伏期間を経て発症し、突然の38度を超える高熱や体中の節々の痛み、倦怠感など全身症状が出ますが、ノロウイルスは1日~2日の潜伏期間を経て急性胃腸炎を発症しますが、腸内細胞以外の体内細胞に感染する事が無いのでインフルエンザの様な全身症状が発症する事は無いとされ、2日~3日で症状が緩和され快方に向かいます。しかし、ノロウイルスは、一般的に完治後も1週間~2週間程度排泄物にウイルスが含まれているので、二次感染を引き起こさない様に細心の注意をはらう必要があります。インフルエンザは、タミフルなどのノイラミニダーゼ阻害薬やシンメトレルなどのM2イオンチャンネル阻害薬、アビガン錠のRAN依存性RAN阻害薬などを服用する事で7日~10日程度で治癒するとされ、ノロウイルスの様に二次感染のリスクも少ないとされています。タミフルは、増殖したウイルスの遊離を促進する酵素に作用する事で増殖したウイルスの拡散を阻害する効果を示し、A型とB型だけでは無く新型インフルエンザウイルスに対しても有効とされ、パンデミックに備えた備蓄薬としても承認されています。しかし、中国で2013年に確認された中東呼吸器症候群・鳥インフルエンザH7N9に対してタミフルは、効果が期待出来ないとされています。H7N9は、人のタンパク質と類似している為、人の免疫機能が正常に働かず重症化すると推測されており、ワクチンも開発されていないのが現状です。

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