インフルエンザはいつごろ注意するべきなのでしょうか。外の気温が下がってきた時にニュースで取り上げられたら予防を始めようかな…と思っていませんか?実はインフルエンザは冬だけではなかったのです!

寒空の下インフルエンザにかかった男性

製薬会社開発!ノイラミニダーゼでインフルエンザ治療

インフルエンザの治療薬を開発するのは製薬会社にとっては大きな課題の一つであり、効果の高いものを市場に出すことができればブロックバスターとして会社を支える利益を生み出していける可能性があります。近年、複数の製薬会社によって開発されて臨床現場でも利用されているインフルエンザ治療薬はノイラミニダーゼ阻害薬と呼ばれるものであり、インフルエンザの持っているノイラミニダーゼという酵素を阻害することで、インフルエンザが増えないようにすることができるのがその効果です。ウイルスが増殖するには宿主の細胞に感染して、その細胞が持っている増殖機構を利用する必要があります。感染が成立するとウイルスは増殖を行いますが、十分に増殖を行ったら脱穀というプロセスを経て細胞外に脱出していき、次の細胞に感染していくという流れを繰返していくのです。この脱穀の際に必要になるのがノイラミニダーゼであり、その阻害を行うことによってウイルスが細胞の外に出られなくなるため、ウイルスがそれ以上他の細胞に感染することができなくなり、増えられなくなってしまうことになります。こういった方法でインフルエンザ治療の促進をすることができるという研究成果があがったことを受けて、製薬会社は躍起になってノイラミニダーゼ阻害薬を開発することに努めてきました。その結果としていくつものノイラミニダーゼ阻害薬がインフルエンザ治療薬として市場に登場する状況になっています。作用メカニズムこそ同じであっても違う薬であることから効き具合にも差があり、一つに対して耐性を持っているウイルスでも他の薬が有効である場合があるため、多くの薬があることはインフルエンザ治療に役立っています。

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